コーヒーの健康効果と歯への影響
こんにちは。
豊田デンタルクリニック、院長の栗俣です。
皆さまは、コーヒーを日常的に飲んでいますか?
「コーヒーを飲み過ぎると胃が荒れる」「カフェインで眠れなくなる」といったネガティブなイメージもありますが、近年ではその健康効果が広く注目されています。
今回は、コーヒーの歯への健康効果についてお話しします。
コーヒーの歯周病予防効果
近年の研究によると、コーヒーに含まれるポリフェノールは、歯周病の予防にも役立つ可能性があるとされています。
ポリフェノールには強い抗酸化作用があり、これがむし歯菌や歯周病の原因となる細菌の活動を抑制する効果があるといわれています。
カフェインの適量と注意点
コーヒーに含まれる「カフェイン」もまた、適量であれば脳を活性化させ、集中力を高める効果があります。
これにより、仕事や勉強の効率をアップさせることができるとされています。また、カフェインは自律神経の働きをサポートし、基礎代謝を促進するため、運動前にコーヒーを飲むことで体脂肪の燃焼が促される効果もあります。
摂取量について
コーヒーのカフェイン摂取量について明確に提示されているわけではありませんが、海外などでは、「健康な成人は最大400 mg/日(コーヒー3~4杯相当)までとする。」という注意喚起もあります。
コーヒーによる歯の着色とその対策
コーヒーにはさまざまな健康効果がありますが、コーヒーに含まれる「ポリフェノール」と呼ばれる成分が、歯の表面に着色を引き起こす色素沈着のことを「ステイン」といいます。ポリフェノールは、コーヒーのように色の濃い飲み物や食べ物に多く含まれ、歯のエナメル質に染み込むことで黄ばみを引き起こします。
ポリフェノールによるステインの着色汚れを防ぐためには、いくつかの対策を講じることができます。まず、コーヒーを飲んだ後は、水でお口をすすぐ習慣を付けることが効果的です。ステインが歯に長時間残るのを防ぎ、着色リスクを軽減できます。
また、定期的な歯磨きやプロのクリーニングを受けることも、ステインの蓄積を防ぐ方法のひとつです。
特に歯科医院でのクリーニングは、家庭でのケアでは落としきれない着色を効果的に除去してくれます。
まとめ
コーヒーはカフェインの摂取量に注意しつつ、適度な量を楽しむことで、心身ともに健康を維持することが可能です。
そして、歯の着色対策には、飲んだ後の口腔ケアや定期的なクリーニングで対策しましょう。
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