こんにちは。
豊田デンタルクリニック、院長の栗俣です。

春の始まりを意味する立春の2月4日は、紫外線対策にも役立つ栄養素である「ビタミンCの日」に制定されています。
美容効果で知られるビタミンCは、実はお肌だけではなくお口の健康を保つためにも大切な栄養成分です。
今回は「ビタミンCの日」にちなんで、知っているようで知らない口腔ケアにも効くビタミンCの効果をご紹介します。

ビタミンCの働きは？

「ビタミンC」には、酸化防止作用や細胞をダメージから守る作用があります。コラーゲンを生成するためにも必要とされる栄養素で、傷の治癒にも役立ちます。
ほかにも、食物から鉄分を吸収しやすくしたり、免疫の働きを整え病気の予防に役立ったり、健やかな毎日に不可欠な栄養素です。

1日の摂取量の目安は？

ビタミンCは、1日に100mgを目安に摂取すると良いといわれています。
ビタミンCが多く含まれている食品には、かんきつ類やパプリカ・ブロッコリー・いちご・キウイフルーツなどがあります。なかでもゴールドキウイ1個（100g）には約140mgのビタミンCが含まれます。

ビタミンCは歯周病にも効果がある？

実はビタミンCは、歯周病の予防と、歯ぐきの健康に深くかかわっています。
歯ぐきは多くのコラーゲン線維から構成されています。歯と歯ぐきと歯槽骨を結びつけているのもコラーゲンです。しかし、歯周病によって歯ぐきのコラーゲン線維が破壊されると出血などのトラブルを引き起こします。

ビタミンCには、コラーゲンの合成を促進する効果があります。そのため、歯周病で破壊されたコラーゲン線維の再生を手助けしてくれます。

ビタミンCでお口の健康を保とう！

いかがでしたか？
ビタミンCには、歯周病の予防や歯ぐきの健康を守る効果があります。
また、お口の健康だけではなく、抗酸化作用など美容にも効果があるといわれていますので、日々の食事で積極的に摂取することを意識しましょう。お口の健康を保つためには、定期的な歯科検診も重要です。お困りごとがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。