乳歯のむし歯に要注意!乳歯ケアの方法について

こんにちは。
豊田デンタルクリニック、院長の栗俣です。
乳歯には、食べ物を噛む・発音の助けをする・顎の発育をサポートして顔の形を整えるなど、大切な役割があることをご存じですか?
この乳歯がむし歯になると、永久歯に影響を与えてしまうことがあります。
今回は、乳歯がむし歯にならないための「乳歯のケア」についてお話しします。
乳歯のむし歯に注意!
乳歯は全部で20本です。
生後6か月ごろから生え始め、2~3歳ごろまでに20本生えそろいます。
乳歯は、歯髄(しずい)を守るエナメル質が薄いためむし歯になりやすいです。
乳歯のむし歯を放置すると、永久歯もむし歯になりやすくなるため、乳歯の時期にむし歯にならないようしっかりとケアすることが大切です。
乳歯ケアの方法
乳歯ケアに適切な時期と、乳歯の磨き方についてご紹介します。
乳歯ケアに適切な時期
乳歯ケアは、最初の乳歯が生える前から行うようにしましょう。
方法は歯ぐきを、濡らして絞ったガーゼや布で拭くことが推奨されています。
この時期からお口を触られることに慣れておくと、乳歯が生えてきてからの歯磨きに対する抵抗が少なくなります。
そして、上の前歯が生え始めたら歯ブラシを使い始めてみましょう。
歯ブラシを嫌がる場合は、無理をせず、歯ブラシに慣れることから始め、少しずつ慣れることを意識します。
乳歯の磨き方
- お子さまを寝かせたり座らせたりして、磨きやすい姿勢にする。
- 歯ブラシを鉛筆のように持ち、小刻みに動かしながら1本ずつ丁寧に磨く。
- 歯と歯のすき間や歯と歯ぐきの間、前歯の裏側など、プラーク(歯垢)や食べかすがつきやすい場所を、優しくしっかり磨く。
- 上唇の上など、唾液が少ない場所に汚れが残っている場合、ガーゼなどで拭う。
歯ブラシは、持ち手が丸くなっているタイプのものがおすすめです。
またコツは、笑顔で行うことで、歯磨きが上手にできたら、お子さまをほめてあげることも大切です。
定期検診を受ける
乳児や幼児は成長によってお口の中の環境も変化するため、歯科医院で定期検診を受けることが大切です。
むし歯の早期発見・早期治療につなげるため、年に数回程度受けることがおすすめです。
まとめ
乳歯は永久歯に比べてむし歯になりやすいため、ご自宅での乳歯ケアと、歯科医院での定期検診が大切です。
当院ではお子さまの定期検診のほか、保護者の方へ仕上げ磨きの方法や乳歯ケアのコツなどもお伝えしています。ご不安なことがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
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