こんにちは。
豊田デンタルクリニック、院長の栗俣です。

お子さまが一人で歯磨きをしていると、「ちゃんと磨けているのだろうか？」と心配になることはありませんか？
成長期のお子さまの歯は、生えかわりや歯並びの影響で汚れがたまりやすい状態にあります。また、鏡を見ずに適当に磨くことも多く、どうしても磨き残しが発生しがちです。こうした問題を防ぐために、大人が行う仕上げ磨きは非常に重要です。

仕上げ磨きを始める時期や終えるタイミングは個人差がありますが、永久歯が生えそろい、奥歯まできちんと磨けるようになるまでは続けることが推奨されます。

仕上げ磨きのメリット

歯の健康チェック

仕上げ磨きは、お子さまの歯の健康状態を毎日チェックする機会になります。「むし歯ができていないか」「歯並びに異常はないか」など、気になるポイントを早期に見つけることができるため、トラブルの予防につながります。

むし歯予防効果

子どもが自分で歯磨きをすると、どうしても奥歯の溝や歯と歯の間など、磨きにくい場所に磨き残しが出やすくなります。仕上げ磨きでは、歯ブラシが届きにくい箇所を大人がしっかりケアすることで、むし歯や歯ぐきの炎症を防ぐ効果が期待できます。

正しい習慣の形成

仕上げ磨きは、ただお子さまの歯を磨くだけでなく、正しい歯磨きの方法を教える貴重な時間でもあります。これにより、お子さまが自分で歯をしっかりと磨く習慣を身に付けることができ、将来的な健康維持につながります。

異常を見つけたら早めに相談

仕上げ磨きをしていると、「歯が欠けているかもしれない」「むし歯の初期症状ではないか」など、普段気付きにくい異常を発見することがあります。こうした場合は、早めに歯科医院を受診することが大切です。異常を放置すると症状が進行し、後の治療が大変になる可能性があります。かかりつけの歯科医院に相談することで、適切な対応を受けることができます。

お子さまの歯の健康のために

当院では、小児歯科の診療を通じて、お子さまの健康な歯を育てるお手伝いを行なっています。
仕上げ磨きの方法についてのアドバイスや、むし歯予防のためのフッ化物塗布など、さまざまなケアをご提供しています。また、定期的な検診を受けることで、お子さまの歯の状態を継続的にチェックし、健康な歯を保つためのサポートをいたします。

まとめ

仕上げ磨きは、お子さまの歯の健康を守るために欠かせないステップです。正しい歯磨き習慣を身につける土台を作ると同時に、むし歯や歯ぐきのトラブルを未然に防ぐことができます。大人がしっかりとサポートすることで、お子さまが将来にわたって健康な口腔環境を保つ力を育むことができます。

仕上げ磨きの方法などでお悩みの方は、当院でもアドバイスを行いますので、お気軽にご相談ください。